なぜSEOのキーワード数は1つに絞る方が見込み客に届くのか

こんにちは、中谷卓也です!

本日はブログを書くときに上位に表示させたいキーワードの数についてお話しし、なぜあれこれとキーワードを設定するより1つに絞り込んだ方が良いのか、そして決めたキーワードをどのように配置するのかという話をしたいと思います。

ブログのキーワード数は、複合キーワード1つに絞る

単一ワードと複合キーワード

まず単一キーワード、複合キーワードという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

単一キーワードとは、「一つの単語で構成されるキーワード」のことを指します。例えば、「イタリアン」や「ランチ」などです。

対して、複合キーワードとは、「単語と単語を組み合わせたキーワード」のことです。例えば、「イタリアン ランチ」のように組み合わせたキーワードのことです。

キーワードを選定をする際に、陥りがちなミスが「単一ワード」を選んでしまうことです。実は、”単一キーワード”はライバルがとてつもなく多いため、ブログを上位表示させることが難易度が高いことがほとんどなので全くお勧めできません。

それに検索するユーザ目線で考えても、調べるときは「イタリアン ランチ 渋谷」のように大体複合キーワードで調べるはずです。

ですので、そのため、これからブログを始めるという場合には、まずは競合の少ない”複合キーワード”に狙いを定めた方が、成果に繋げやすいためオススメです。

ブログキーワード数は1つにする

渋谷のイタリアンの話をするときに、あなたはランチにもディナーにも詳しいので両方の話をしたいとします。しかしこの時、ランチを知りたくてブログを見てくれる人と、ディナーを知りたくてブログを見てくれる人を同時に1つの記事で完璧にその要望に応えるのは難しくなり、結果として良質な記事と思われなくなります。

従って記事を分けて2本書くのがこの場合の正解となります。このように、あれもこれも言おうとキーワードを設定すると、結局ランチのことにしか興味のない人からすると不要な情報の多いページとなるので、徹底的に1本に絞るのがおススメです。

メタタグ・タイトルタグ・h1タグ内のキーワード出現数は何個が適切?

では具体的にキーワードを記事内にどのように配置するのかという話をしたいと思います。まずメタタグですが、メタタグとは、HTMLで使用されるタグのひとつで”meta keywords、meta discription”のことです。

メタタグ内のキーワード出現数は、Googleがメタキーワードをサポートしていないため、SEOに直接関係しないとされていますが、見た人に親切なように何について書かれた記事かはしっかり書いておきましょう。そうすると1つか2つは出現するはずです。
Googleがサポートしているメタタグ

一方で、「タイトルタグ」や「h1タグ」はSEOに大きく影響します。

タイトルタグやh1タグは、検索結果や記事内に表示される際にユーザーの一番目に止まる部分です。そのため、最重要視するところで、キーワードがなければ、ターゲットユーザーをページに引き込むことが難しくなります。

そのため必ず1回は登場させる必要がありますが、「渋谷イタリアンランチ渋谷イタリアンランチ渋谷イタリアンランチ・・・」と無機質に大量に並べるとSPAM扱いされて全く検索にヒットしなくなるので、意味のわかる丁寧な言葉を心がけてください。

ブログ内のキーワード出現数は何個が適切なのか?

これまで、キーワードが大切とお伝えして来ましたが、実はユーザーにとって有益なコンテンツであれば、内容はどうあれ、キーワードの出現数が評価の絶対ではないと言われています。

これはどういう事かというと、グーグルのSEOの目的は「調べられた物事に対し、適切な回答になっている記事を検索してくること」なので、極論するとどんなタイトルだろうが本文が最も適切な回答をしている記事であればTOPに表示されて然るべき、ということから絶対的にキーワードが必須という訳ではないようです。

しかしながら、有益なコンテンツを作ろうとすれば、必然的にキーワードが一定数出現しますので、キーワードが極端に少ない場合には、記事内容をもう一度見直す必要があるでしょう。

また、キーワードを盛り込む際に気をつけるポイントは、前述したようにキーワードを必要以上に多用しすぎるとペナルティを受ける可能性があるということです。ペナルティの目安としては、記事内キーワード出現率10%以上になると可能性が高まります。

キーワード出現数については、キーワード出現頻度解析ツールで調べることができます。

キーワードやテーマがボヤけていると評価されない

複数キーワードで設定していると、記事が色々なキーワードが散らばり、まとまりがなくなりやすくなります。これでは、検索エンジンから「これは一体何についての記事なの?」という評価を受けてしまいます。そのため、記事の芯となるキーワードやテーマがはっきりしていないと、そもそも評価されないというのが最新SEOの見解となっています。複数キーワードを設定する際は、情報が散らばらないように注意して記事作成しましょう。

キーワード数は重要、でもユーザーにとって有益なコンテンツづくりをすることも大切

SEO対策を行う際は、キーワード選定や出現率などの対策を盛り込むことは大切ですが、そもそもコンテンツ自体がユーザーにとって良いものでなければ、ユーザーを誘導し続けることは難しいです。そのため、ユーザーのニーズに応える有益なコンテンツを作ることを意識しながら、SEOに有利なキーワードを選定し盛り込みましょう。